自由研究

エコエコと叫ばれ始めて久しいが(以前は省エネだった)、そのおかげでエネルギーは少ない方が良いような気がするはずだ。いや、あの人はエネルギッシュだ、とかいうときは、エネルギーは多い方がよい、ということもあるな。個人的には、エネルギーは多かろうが少なかろうが、どっちでもいい。トリックはというと、それは定義次第である、ということだ。普通、物理の人は、数字が小さい方がエネルギー的に安定という。世の中のものはエネルギー的に安定である、と経験的に知っている。不安定という状態から、エネルギーを表す数字は小さくなる方向へ進んで、安定になる性質があるからだ。
例えば、燃えるもの、というのは不安定である。少し刺激すると、とたんにエネルギーが少なくなって安定になる。しかし、エネルギー保存の法則、というもののせいで、減った分のエネルギーは、なんらかの形で外に逃げ出してしまう。それが炎だ。炎をお湯を暖めるのに使えば、お湯は不安定な状態、つまりアッチアチになる。エネルギーが水に移った結果である。このように、エネルギー保存の法則のおかげで、我々は便利な生活を送っている。しかし、そもそも燃えるもののエネルギーはどこから来たのでしょうか?