日記

明日、人生で始めて大西洋を渡るのだけど、現地で日本の知り合いに会うと、右回りと左回りで合流といった感じになる。そんなことはどうでも良いが、フランスの銀行は日本と全然違う。フランスでは小切手文化が主流で銀行のカードはあまり信用されていない。4桁の数字なんか危険だ、ということだ。言われてしまえばその通りである。しかし、4桁で安全に暮らしてきた者からすると、小切手を使えないとフランスは不便だ。僕の場合、週に下ろせる現金は250ユーロ、一ヶ月に使えるデビットは1500ユーロ(これ以上はあげてくれない)だ。家賃が802ユーロ(高い!)なので、何ヶ月かにいっぺん家賃がデビットで払えなくなる。そのときは、わざわざ自分の口座のある銀行へ行って、現金を下ろす必要がある。大金だしあまりよい気分ではない。小切手じゃないと払うのが難しいものもある。だから小切手帳の申し込みをしたが、もう2週間以上連絡がない。フランスはなんでものんびりだけど、2週間はちょっと遅いので、そろそろ次の手続きに入る必要がありそうだ。
ビザやら銀行やらなんやらかんやら、フランスで人間らしい生活を送ることができるようになるのに、一年くらいかかる。一年以内の滞在ならばフランスはお勧めできない国である。さて、アメリカから帰ってこれるだろうか。