ロケットが飛ぶ原理と、自動車が走る原理はまったく違う。自動車はガソリンの爆発で気体を一気に膨らませて、その力でピストンを動かし車輪にその力を伝える。ロケットはというと、水素と酸素などの反応でできた気体をロケットから後ろ向きに噴射させて、その反動で飛ぶ。同じ原理で、買い物かごに野球のボールをいっぱい入れて自転車に乗り、後ろ向きにボールを投げ続けると前に進むはずだ。
電気や磁気の力は、空間に棒なんかの物質の支えがなくても遠方に届く。この現象は、ロケットの飛ぶ原理に似ていないだろうか。さて問題、電子と電子が、何かを投げあってお互いに反発しているとすれば、何を投げているでしょうか?