スーパーで、レジ待ちの時間が長い。みんなゆっくりが当たり前なので遅い。レジ待ちの時間は、もうほとんど人数で決まる。前の人たちが、ビックリするくらいたくさんの商品を抱えていても、それは誤差にしか過ぎないのである。カード(たぶんデビッドカード)で払う人が多い。何人かにひとりは、カードがちゃんと認識されない。認識されるとしても、機械の認識が遅い。何かがお得になるカードもあるようで、これも混乱の元だ。カードで払うよりも、現金の方が圧倒的に速い。現金の人も、自分の払う金額を予想して、準備して待ち構えているということがない。なぜなら、レジを通った商品をその場で袋に詰めないといけないからだ。効率がいいのか、悪いのか全然分からないシステムだ。あと、大型スーパーでもベルトコンベアが短い。買い物が多い人は、下手したら乗りきらないので、積み木みたいになっている。ドイツは少しだけマシだった。なぜなら、袋詰めする場所が、一つだけ別に確保されていたからだ。まあ、これこそ五十歩百歩かもしれないけど。ひとつ、ヨーロッパのスーパーの買い物のいいところは、後ろの人を待たせながらゆっくり小銭を探してもいいところだ。みんな我慢して待つのだ。
暗くなってからあちこちで花火が上がり出した。