もし「研究者」というものを最も簡単に定義するなら、何が新しいかを知っている人である。新しい知識とは、それがもう既に知られていることではないということである。振り返って、僕はまだ研究者になれていないと言えるし、まさに技術者として給料をもらっているといえる。しかし、プロの研究者のフリは、最低限する必要がある。
研究者が技術者より偉いわけではない。研究者が新しいことを目指していても、それをやり遂げることができないこともある。新しいと知っていなくても、身につけている技術の範囲内でできることならば、技術者は実行することができる。研究者と技術者の境界はあいまいだし、個人のモチベーションに対して、その定義に意味はない。しかし、お給料をいかにいただくかということには深く関係している。
今日はシーフードの日と決めていた。カキとイカを買ってきた。どちらも食べ方を知らないのでその勉強から。インターネットで簡単に調べることができる。カキは半分はレンジでチン。どこまで火を通せばいいかわからないので、安全側を選んで味が損なわれる。半分はお好み焼きに入れた。カキの殻を開けるだけでも簡単ではない。カキの仕組みを知っている必要がある。イカも同じ。皮を剥くのに苦労した。頭とか内臓の切り離し方や安全な食べ方がわからず。簡単ではない。フランス語ができれば魚屋で聞けるのだが。おっちゃんはオシムそっくりだった。カキはそうでもなかったけど、イカがすごくおいしかった。来週もイカにしよう。